なごむろぐ

Akizuki Nagomuの曲紹介など

Mynarco(Nagomu 2Step Remix) - from「SOUND VOLTEX VIVID WAVE」

p.eagate.573.jpKONAMIさんの音楽ゲーム「SOUND VOLTEX」に収録された楽曲です。
BEMANI楽曲リミックスコンテスト~2019~」にて採用いただいた楽曲で、
原曲はpop'n music収録の「Mynarco / positive MAD-crew」なります。

この曲を選択した理由ですが、まずボーカル曲をやりたい(fu-koさんに歌わせたい!)的な気持ちがあったので
その瞬間にこの曲かなぁみたいな感じで決めました。正直ただのインスピレーションです。
今課題曲見たけどあえて紅焔を女性ボーカルとかやっても良かったかも……。

リミックスのアプローチとしてはすんなり決まりまして、テーマは「高速2step」です。
ご存知の方も多いと思いますが、ボルテは比較的速い曲との相性が良くて、
どうしても遅い曲はアプローチを工夫しないとゲームとして面白くしにくい傾向にあります。
「じゃあBPMが遅いジャンルを早いBPMにしたらどうなる?」というところからアプローチをしていきました。
2stepというジャンルは「なんとなく最近好きだから」程度の理由で選んでみたんですが
いざやってみたら絶妙に相性が良くて、選んでよかったなと思いました。
他のジャンルでも試したんですがあんまり相性良くなくてボツったりとかして...かなり絶妙なアプローチだったのかも。

結果として2stepとしてもそれなりにはそれなりな感じでまとまって(結構違うけど)、
ゲーム的にもそこそこオイシイ感じになったので個人的にはメチャクチャ満足しています。
これ作って満足しちゃったから曲作る気なくなっちゃったのは秘密です。

歌は知り合いのfu-koさんに歌っていただきました。
元々音ゲー通して知り合った方で歌が好きなことも知っていたので度々歌は依頼していたんですが、
いまいち自分の力量不足もあり形にすることができず……今回初めて形になりました笑
ともかく、歌は非常にうまい方なので自分もレコーディングには参加したものの殆どワンテイクで終わってしまい、
当初の予定より巻いて終わった気がします。そんなこと滅多にないと思うんだけど。

あと今回ミキシング及びマスタリングをHyujiさんに依頼しました。
自分はこのあたりの工程がどうにも苦手というかそもそもまともにやったことがないので
ほぼ初のボーカル曲ということもあり依頼してみましたが、自分の音作りの成長した部分とか至らない部分とかが分かって
依頼してよかったな、という感触です。
色々と課題ができたので今後に生かしていければと思います。

そんなわけで色んな方の手を借りてこの曲はできました。
これまで1人で全部作ってしまうことが多かったこともあり非常に楽しかったので
今後もいろんな方に協力を得ながらよりよい曲を作っていきたいですね。
よろしくお願いいたします。

Last minute (Nagomu Future Bass Remix)

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浜崎あゆみさんのリミックス企画で作成した楽曲です。
※2020年12月現在既に公開されてないようですが、100曲分のボーカル音源を公式サイトに上げており、そちらのボーカルをもとにリミックスしてね、みたいな企画でした。

僕自身、浜崎あゆみさんのオリジナルアルバムはおそらく全部持っているくらいには聞いているので(リミックスアルバムはさすがに全部は聞いてない...)
何をリミックスしようか迷いましたが、自分は基本的に他の人がするようなことはしたくない(できない)というのがあるので
比較的知名度は低いかもしれないけど、でも好きな曲を選びました。
一応シングル曲ではあるんだけど。

原曲は湯汲哲也さん作曲による激しいロックバラードになっています。
浜崎さんの有名曲の1つであろう「Memorial address」あたりを彷彿とする感じで結構気に入っていたので今回選んでみました。
湯汲さんの曲はとにかく切ないメロディが印象的なんですが、そこに浜崎さんのパワフルな歌と激しいアレンジが乗っかることが多く、
「それであれば歌う部分は全体的にしっとりさせてみたらどうか?」というところからアレンジをしてみました。

ただそれだと全体的にしっとりしすぎてしまうので、オケだけのところは激しめにしようか、
と思った結果、昨今のEDM/Future Bassあたりのセオリーに乗っかった感じになってしまいました笑
とはいえそこらのFuture Bassとは明らかに系統が違うのでこのジャンルは「Nagomu Future Bass」ということにします。今決めました。

原曲とは大分異なるアプローチにはなっていますが、歌はそこまで解体してないので原曲が好きな人でもわりとすんなり入りやすい...かな? と思います。

ちなみにこの曲は折角ならということで作曲の過程をほぼ全公開しています。
普段世に出す曲はどうしてもその制作過程を見せられないことが多いので、こういうタイミングで出すことが出来て良かったです。
作った後で知人から「いやそれは違う」とか「こういうのあるの知らなかった」とか色んな反応があったのも結構大きな収穫でした。
企業版権の曲とかじゃないならみんなやるといいと思うよ。

 

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Chariot(Nagomu 2Step Remix) - from「SHIKI Remix Compilation "Breath of Air"」

shikiremix.tumblr.com

SHIKIリミックスコンテストCDに拙作「Chariot(Nagomu 2Step Remix)」が収録されます。
リミックスのきっかけや、色々とこだわったところ等、語ってみたいと思います。

 

今回SHIKIさんのリミックスコンテストと聞いて「これは絶対やらねば」と思い、速攻で参加を決めました。
理由としては色々ありますが、自分がDTM始めた当時、SHIKIさんの曲をよく聞いておりまして、
それだけ聞いていれば馴染みもありますので、それを自分がリミックスしたらどうなるのか……という楽しみがあったからです。
また、SHIKIさんの曲はどれもJ-POPの匂いを感じるもので(実際はどうか分かりませんが...)、
自分自身J-POPを聞いて育ってきたもので、なんとなく勝手に親近感を覚えていたのもあるかもしれません。ないかもしれません。

 

選曲は迷いましたが、自分はマイナー調の切ない曲の方が比較的得意なのと、
こういうコンテスト的なものがあるときはみんながやりそうなことはしたくないという勝手な思いもありまして、Chariotとしました。
といってもSEPIAという超超超超超超有名曲の次に出た曲なので知ってる方も多いとは思いますが...。

 

リミックスのアプローチとしてはざっくり言うと「高速2Step」です。
最近2Step系の曲にはまっておりまして、原曲は元々ドラムン系だったのですが
どうにかして2Stepにあてはめられないかと考えた結果、元々よりBPMを速くして2Stepを2倍のBPMにしてしまうか、というわりと大胆な発想?です。
これこそ本当の意味で2Stepかもしれません。適当なこと言いました。

 

2Step系の曲はここずっと下火でしたが、今年に入ったあたりからちらほらと聞くようになりました。
クリエイターの方がどういうきっかけで作ったのかは知りませんが、
もはや新しいも古いも関係なく、好きならいいじゃん、的な世の中になってきたんじゃないかと思います。いいことです。
自分もそんな感じでやっていこうと思います。

 

曲のアプローチのみでそれなりに良い感じにできそうでしたので、
展開自体はあまり変えず、自分が好きな音てんこもりで制作したら
なんかもう全てがカッチリはまった感じの、現時点で最高傑作かもしれない曲ができてしまいました。やった。

 

あと、こちらの曲ですが、実はとある曲がなければ多分作ってなかっただろうな...と思っています。
その曲についてはまだ公表することができないのでその時をお待ちいただければと思います。

 

そんなChariot(Nagomu 2Step Remix)ですが、2019年12月31日のC97、西F-44aにて頒布されます。

行けないという方は通販もありますので上記リンクよりぜひとも入手いただければと思います。

よろしくお願いします。

ヘリウム59 ( from 「A Tribute -One Heart-」)

klamnop.info

2018年秋M3で頒布された音楽ゲーム「MUSECA」の非公式トリビュートアルバム「A Tribute -One Heart-」に僕の楽曲「ヘリウム59」が収録されております。
「ヘリウムファイブナイン」と読みます。
今回はこちらの楽曲について色々と書いてみようと思います。

こちらのコンピはMUSECAに楽曲が採用されたことのある方が「もう1曲MUSECAに書くとしたら or MUSECAへの想いを込めて1曲」
的な素敵な思想で作られたコンピとなります。
MUSECAはイラストもコンセプトの一つにありましたので、イラストで参加された方も新規でイラストを書き下ろしており、
ブックレットが非常に豪華! もうなんというかすごい! って感じです。語彙力なくてすみません。
そんなわけで僕は「もう1曲MUSECAに書くとしたらこんなの出すかな」というコンセプトで制作いたしました。

……という書き方をしたのでお察しの通り、僕はもともと別の名義で音楽活動をしておりまして、そちらでMUSECAに採用されていました。
そういったこともありYu_Asahina様よりこちらのお話をいただいたのですが、
今後はもうAkizuki Nagomuの名義で活動しようと決めていたので、こっちの名義で参加した次第です。
紛らわしくてすみません。

あまり語られているところを見ませんが、MUSECAの音楽性というのは結構独特なものがあると感じてまして。
簡単に言うと最近の音ゲー全般からはちょっと外れたところにあります。
最近の音ゲーというと多くの方が「BPMが速くて、メロディアスで、展開しまくって」みたいなイメージがあると思うんですが、
MUSECAは正反対で、「BPMは速すぎず、テッキーで、繰り返し多め」みたいなものが一つのカラーになってるなーと思っています。
僕も以前そういった楽曲で採用をいただいていましたので、
これはもうこの方向性で行くしかないだろうと思い、制作を開始しました。

元々僕の中の持っている音楽性の中にはテクノというかビッグビートというか、そういった音楽がちょっとだけありましたので
そのあたりを下地に、でも音ゲーで遊んで楽しいだろうな、というところを突き詰めていきました。
そうしていったらいつの間にか拍子がコロコロ変わってしまい大変なことになってました。

曲名は迷いましたが、やっぱり続編という思いもありましたので、それにMUSECAが1から2になることができなかったというのも込めて、
2番目の元素である「ヘリウム」を持ってきました。
でもまだMUSECAの筐体は残っているし、終わってないし、これからも元気でいてほしい! と思いを込めて「59(ファイブナイン)」と付けました。
ファイブナインというのはアマチュア無線用語で「電波の調子が良い」的な意味です。大分雑な説明だけど許して。

そんなわけで、まさにこの機会でなければ絶対に作れないような曲ができました。

その「ヘリウム59」ですが、今回の2019年春M3でもこちらの「A Tribute -One Heart-」が頒布されるとのことですので、
もし興味がありましたらお買い求めいただけたらと思います。

行けないという方も通販とかあるはずなのでぜひぜひよろしくお願いします! すごいメンツですよ!

そんなわけでよろしくお願いします。

M3-2019春情報

www.m3net.jpM3春の季節がやってきました。

今回、2つのサークルさんにてそれぞれ1曲ずつ提供いたしました。

もしよろしければ視聴していただいて、それで良かったら買っていただけると非常に幸いです!

Orbit186 ( from 「Speed Star 5」 )

rttfrecords.com

Hyujiさんのレーベル「RTTF Records」の新譜「Speed Star 5」にて、
新曲「Orbit186」を提供しました。「おーびっといちはちろく」と読みます。

Speed Star 5」はその名称の通り、こちらのレーベルから出ている「Speed Star」シリーズの5作目となります。
速い曲&夜空をテーマにしたコンピレーションで、これまでも素敵な面々が参加している超々々素敵なコンピです。
このような企画に参加できて非常に嬉しいです。Hyujiさんありがとう。

僕の曲はジャンルに「Psytrance / Drum'n Bass」とあるように、PsytranceとDrum'n Bassのハイブリッド的な感じになってます。
1曲で2つ分。お得。
とはいえ、最初はそこまで考えてなく、「自分が速い曲作るとしたらドラムン系かなぁ」くらいの気持ちで作ってたら
ドロップ部分を追加したくなってぶっこんでみた、といった感じです。

そのため、当初のジャンル名も「Drum'n Bass」のみで提出してましたが、
曲を聞いていただいたHyujiさんから「Psytrance要素ありますね」みたいに言われたので追加しました、というオチです。
僕自身はPsytranceとは何のこっちゃというくらいPsytranceを知らないのでこれでいいのか分かりませんが、
ひとまずHyujiさんがそう言ったのなら良しということにします。

もう1点、こちらの曲で意識した点がありまして、スケールが所謂「ハ長調」となっています。
ハ長調とは何ぞやという方に説明しますと、簡単に言うとピアノで弾いたときに黒い鍵盤を1度も弾かないのがハ長調です
(厳密にはそうではないものもありますが...)。
ピアノで弾いたときに最も簡単になるためか、ピアノの初学者が最初に弾く曲は大抵ハ長調なんですが、
それが故には「ベタすぎる」「能天気」「陳腐」といった印象を持たれやすいです。

そういった理由で僕自身もここ最近ハ長調の曲を作ったことがないんですが、
去年、○コード大賞を取ったとある曲がハ長調なのにめっちゃ切ない! 感動! 的な曲でして。
そこからインスパイヤ?されて「ハ長調でも切なくて感動的な曲を作れたらいいなぁ」と思って、
この曲を作り始めました。

ちなみに、後半1個キーが上がりますが、そこもあちら同様、
ハ長調でも切なくて感動的なのに、1個キーが上がってさらに感動的」を表現しています。

そんなこんなで語りすぎてしまったのでこのくらいにしておきますが、
他にも色々と想いが込められる? 気がしますので、聞いていただいて、何か感じるものがあればこれ幸いです。

よろしくお願いいたします。

泡桜 ( from 「Cocktail DanceFloor」 )

cocktaildancefloor.tumblr.com

HOUJIROUさんのレーベル「Shinkai waveS Records」より、
カクテル×クラブミュージックをテーマにしたコンピレーションの第二弾が出ます。
こちらにて、「泡桜」という曲を提供させていただきました。
読み方は「あわざくら」で良いです。

ジャンルに2Stepとある通り、わりと落ち着いたテンポの2Stepちっくなオケに
綺麗な繰り返しのあるメロディを乗せた曲になります。
2Step自体は一時期流行って下火になってから、盛り返す気配がないですが、
自分の中では結構好きなジャンルなので、2019年は2Stepが来てほしいと思ってますが
そんなわけもなく、それなら自分で作ろうと思って作りました。

また、こちらの曲は実は僕が10年程前に作ったデモが元になっています。
当時のJ-POP界隈がやたらと桜とついている曲を発表していた覚えがありまして、
それなら自分も桜をテーマにした曲を作ってみようかと思って作ったものです。

当時の桜ソングの溢れっぷりはまさに「桜バブル」という感じでした。
そういったわけで曲名が「泡桜」になりました。
丁度カクテルにも使いやすそうなモチーフでしたので、
出すなら今だ!と思い、このタイミングでの発表となりました。

桜ソングも、2Stepも下火になって久しいですが、
またそういう流れが来たりしないかなぁ~なんてちょっと期待している自分もいます。
そんな曲です。よろしくお願いします。

 

 

そんなわけで長々と語ってしまいましたがあと1週間です。

僕もちょっと覗きに行こうかと思いますので皆様とお会いできるのを楽しみにしています。

よろしくお願いします!